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臓器移植フォーラム2019in新発田 開催レポート
より多くの人々に移植医療についての理解を深めてもらい、臓器提供に関する意思表示をしていただくため、国では毎年10月を「臓器移植普及推進月間」と位置付けております。 その一環として10月6日(日)に新発田市の「イオンモール新発田」の1Fセントラルコートにて「臓器移植フォーラム2019 in新発田」と題し、FM-NIIGATA「ヤン&アッキーのど~なの? 臓器移植 シーズンR」の公開録音等を実施。当日は100名以上の方が来場され、移植医療について考えました。
アトラクションでは、新潟医療福祉大学ダンス部によるパフォーマンスを披露していただきました。その後の番組公開録音でも、ダンス部のお二人をゲストに迎え、学生の立場から番組にご参加いただきました。 また、番組公開録音では、15年前にご主人の意思を叶えて臓器を提供された原澤美智子さんにもご参加いただき、臓器提供者のご家族としてのお話を伺いました。
<臓器提供に関する事前リサーチ(午前中にイオンモール新発田で実施)>
今回、番組パーソナリティのお一人である村井杏さんと、新潟県臓器移植推進財団の秋山政人(アッキー)の2人が、移植医療に関する実態をリサーチ。「臓器提供の意思表示」と「家族で臓器移植について話したことがあるかどうか」について、100人にインタビューを行い、生の声を聞きました。
●開会挨拶
開会のご挨拶
新潟県臓器移植推進財団
成田一衛理事長
●アトラクション
元気で情熱的なパフォーマンスで会場を盛り上げていただきました。
●クイズ大会
公開録音ステージに番組パーソナリティのヤンさん、村井さん、アッキーの3人が登場。公開録音の開始前に、会場の皆さんに「提供できる臓器は?」など、臓器提供に関する基礎知識をクイズで出題しました。
●番組公開録音
いよいよ番組の公開録音。原澤さんと新潟医療福祉大ダンス部の風間さん、板垣さんのお二人に番組に参加していただきました。前半は、「臓器提供とは?」という基本的な解説や、事前にイオンモール新発田でリサーチした結果をご紹介しながら、「家族に意思を示しておくことの重要性」について考えました。
後半は、ご主人が臓器提供をされた原澤さんのリアルな体験談を通して提供者家族の心境の変化などをご紹介しました。最後に、番組に寄せられた素朴な疑問などについてもアッキーがお答えし、みんなで一緒に移植医療に関する知識を深めていきました。
●出演者
(左から)ヤンさん(FM-NIIGATAパーソナリティ)、村井杏さん(FM-NIIGATAパーソナリティ)、秋山政人(新潟県臓器移植推進財団)、ゲスト:原澤美智子さん、ゲスト:新潟医療福祉大 ダンス部 風間ひかるさん、ゲスト:新潟医療福祉大 ダンス部 板垣莉子さん、
●閉会挨拶
新潟県腎臓病患者友の会(腎友会) 大脇研一郎会長
<ジャンケン大会>
公開録音終了後には、来場者限定でFM-NIIGATAオリジナルグッズや臓器移植啓発グッズが当たる、ジャンケン大会を開催しました。
財団では、これからもより多くの方に移植医療について理解を深めていただくため、県内各地でのフォーラムを企画していきたいと考えております。ご意見・ご要望などがございましたら、お気軽に財団までお寄せください。
【参加者の声(アンケートより抜粋)】
- 私は脳外科医として勤務していますが、 脳死・臓器移植は簡単なことではなく、家族にとっても辛いものです。でも繋がる命を考えると、みんなが向き合うべきことだと思います。
臓器提供することがいいとか、提供しなことがダメなんだなんて全く思いません。 命は平等にあるのですから、考えて意思表示するということ自体が大切なのだと思います。(30代・男性) - 誰かの役にたてることはすごく良いのですが、自分が看取る立場だったら、最期はそっと送ってあげたいです。(40代・男性)
- 最後まで人の役に立てるなら、幸せですね。(30代・女性)
- 毎年10月に特別番組が放送されると改めて臓器移植について考えるきっかけになっています。週末の午前中の放送だったので、家族と一緒に聞くことができました。「意思表示」の必要性、新潟県臓器移植推進財団秋山さんのお話は毎回ためになります。
来シーズン、放送するかわからない!?なんて言っていましたが、心から放送してほしいと思っています。(50代・女性・会社員) - 家族と臓器移植について話し合いたいと思いました。(30代・女性)
- 臓器提供を受ける人の考えや感情が知りたいです。(50代・男性)
- 移植医療について専門職の方からも話を聞きたい。(20代・女性)
- ダンスからパワーをもらいました。(30代・女性)