年度 | R1 | R2 | R3 | R4 | R5 | |
---|---|---|---|---|---|---|
献腎 提供者 |
全国 | 119 | 72 | 67 | 102 | 131 |
新潟 | 10 | 2 | 4 | 7 | 9 | |
献腎 移植者 |
全国 | 230 | 141 | 125 | 198 | 248 |
新潟 | 8 | 2 | 4 | 6 | 9 | |
献腎 待機者 |
全国 | 12,505 | 13,163 | 13,738 | 14,080 | 14,330 |
新潟 | 187 | 197 | 204 | 200 | 200 | |
※日本臓器移植ネットワークホームページより 年末締め(単位:人) |
新潟県内の臓器移植について
Organ Transplantation in Niigata
ここでは、腎移植と角膜移植についてふれます。
新潟県内における臓器移植の現状
- 県内でも腎不全のための人工透析を行っている患者数は年々増加しています。腎不全の唯一の根本治療法は腎移植であり、多くの患者さんがこれを待ち望んでいます。
- 県内および全国の献腎移植の状況は、傾向として待機者に対する提供者が低いですが、県内の献腎数は増加傾向にあります。しかし待機者にあっては、献腎での移植が期待しづらく、家族間などで行う生体腎移植を行なう例もあります。
- 県内の献眼登録者や臓器提供意思表示カードの普及により献眼者が増加の傾向にあります。現在では、角膜移植を希望する人は半年ほどの待機で献眼移植が実現されています。
新潟県内の臓器提供・移植の状況
年度 | R1 | R2 | R3 | R4 | R5 |
---|---|---|---|---|---|
献眼 登録者 |
90 | 39 | 105 | 108 | 63 |
献眼者 | 12 | 5 | 7 | 4 | 7 |
献眼 待機者 |
19 | 27 | 19 | 31 | 35 |
※新潟県臓器移植推進財団集計 年度末締め(単位:人) |
人工透析患者の状況
腎不全のため人工透析を行っている患者さんは年々増加傾向にあります。(下図)
腎不全の唯一の根本治療法は腎移植であり、多くの患者さんがこれを待ち望んでいます。
参照:人工腎臓透析実施状況調査結果概要より 毎年6月現在(単位:人)
H24 | H25 | H26 | H27 | H28 | H29 | H30 | R1 | R2 | R3 | R4 | R5 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
人工透析者数 | 4,807 | 4,848 | 4,879 | 4,934 | 5,074 | 5,113 | 5,111 | 5,122 | 5,132 | 5,169 | 5,172 | 5,138 |
臓器移植手術を受けた人たちの声
取り戻せた自分の時間と幸せ
自分に献腎移植のチャンスが巡ってくるはずがないと…。週3回の人工透析とともに23年。人工透析の必要がなくなるのは死ぬときと諦めていた一昨年、私は献腎移植を受ける幸運をいただきました。人工透析から解放され、1日24時間を自分の時間として過ごせる幸福を噛みしめています。これもすべて、ドナーの方の尊いお気持ちのおかげです。本当にありがとうございました。(村上市 / 40代男性)
現代医学に感謝
6年半前のある朝、突然にかかってきた運命的な電話。それから手術に向けて始まった、長く慌ただしかった1日のことがなんだか夢のようです。今では、あれほど切なかった口の渇きもなく、毎日爽快な気分で過ごしています。いただいた腎臓を大切に、長持ちさせることがドナーの方の善意に応えることと思い、無理をしないよう気をつけながら、楽しく充実した日々を送っています。本当にありがとうございました。(新潟市 / 50代女性)
30数年待ち望んだ視力
私は、小学校低学年の頃から左眼の角膜を患い、以来ずっと角膜移植をしていただくまでの間、眼科医に通っておりました。この間数回大きな角膜疾患の再発を繰り返し、その度に左眼の角膜が段々と白濁し視力が全く無くなりました。しかし、角膜移植によりまして私は30数年間待ち焦がれた視力が回復いたしました。いただきました角膜で、今はなに不自由なくものを見ることができます。私に角膜を提供してくださいました方への感謝の気持ちを持ち、この眼を大切にしていきたいと思う毎日です。(西蒲原郡 / 50代男性)
臓器移植について、もっと知りたい方へ
■(公社)日本臓器移植ネットワーク
死後に臓器を提供したいという人や、 その家族の意思を活かし、 臓器の移植を希望する人に最善の方法で 臓器が贈られるように橋渡しをする組織です。
■(公財)日本アイバンク協会
角膜移植とアイバンクの啓発・普及のために昭和40年4月19日に設立された、非営利の公益法人です。